写真集の賞味期限

先日、友人が誕生日だったので、
生田絵梨花さんの写真集を買うためのお金を
半額プレゼントしました。

これがまあ素晴らしい！！堪らないですね。

男性はもちろんですが、
女性も思わず見入るような、
そんな美しさが際立つ一冊です。

開封して二人で食い入るように眺めました。

これは永遠と見てられます。

かれこれ2時間程度は眺めていました。

僕は写真集に後ろ髪を引かれながらも、
仕方なしに彼に渡して家路につきました。

僕の頭の中は生田絵梨花さんで一杯でした。

もういっそ自分用に買ってしまおうか、

いやこの時期に出費は痛い、

でも欲しい、いや、、

という具合にグルグルと同じことを考えながら、
気がついたら寝ていました。

翌日になっても余韻というか、
なんとも言えない感情が抑えきれません。

別れてしまった彼女の写真を見返している、
その感情に近かったと思います。

消さなければいけないのに、
思い出があまりにも綺麗すぎて
躊躇してします。

そしてまた今日も消せずじまい。

「これが恋だったか」

と呟いて(嘘)、
ありもしない過去の甘酸っぱい恋愛を
思い出していた時でした。

彼からLINEが届きました。

『そういえば、
　今日〇〇(別の友人)に
　白石麻衣の写真集買ってもらったぜ！！』

すぐには理解できませんでした。

にわかには信じ難い。

そんなことが有り得るんでしょうか。

プレゼントとはいえ写真集を手にして、
その２日後には他の人の写真集に手を出す、
なんてことが、、

そんなことができるんでしょうか？

２日ですよ？

たった２日。

僕は手元に写真集がないにも関わらず、

こんなに頭が一杯になっているのに、

たった２日で、

すぐ白石麻衣さんに目移りできますか？

僕にとってこれは非常に許し難い行為です。

２日で満足ですか？

そんな薄情なことできますか？

『返せよ』
と返信しかけてやめておきました。

彼とはもう旧知の仲です。

一人の女性を巡っての、
そんな醜い喧嘩はしたくありません。

ですが、

彼には失望しました。

期待するから失望するんです。

写真集の賞味期限は人それぞれです。

僕は心に決めました。

僕の誕生日には、
与田祐希ちゃんの写真集
をプレゼントしてもらうんです。